~アートの街メルボルン~

メルボルンに住んでいて良かったと思う(思えるようになった)理由の一つに、

「アートの街メルボルン」と言われているだけあって街中に変なオブジェがあったり、

 

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(写真はState Library目の前の歩道に突如出現するアート)

 

国立美術館の常設展示と子供向け展示は無料でかなり楽しめる内容だったり、郊外の地方自治来も独自にアートスペースや展示を盛んに行っているところがあります。

 

実は、来豪当初私はメルボルンは本当につまらないところだと、ちょっと馬鹿にしていました。メルボルン、ごめん。

来豪当時8年前のメルボルンは中心部の主要百貨店が17時に閉店してしまう時代で、残業もそれほどないオーストラリアに突然放り込まれて、まだ遊び盛りの25歳の私には退社後の時間が本当に退屈で仕方なく、暇つぶしのやけ食いで週4日以上無駄に外食をしていた記憶があります。その外食代が勿体無さ過ぎたと来豪7年目に専業主婦になってからやっと後悔。

 

そんなとてもつまらないと思っていたメルボルンの評価は、私が子育てを始めて大転換しました。「アートの街メルボルン」だけでなく、その周辺の市にも芸術関連施設やイベントが盛り沢山で、その殆どがとても良心的な値段で参加できるので、子育て中の親にとってはとても重宝するのです。

 

今日は、その中でも毎月参加しているIncenerator  Gallery

(https://www.facebook.com/IncineratorGallery/)のAtrytalesというプログラムに参加してきました。

 

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ArtyTalesではプロの語り手がパペットを使って、その月のテーマに因んだお話を子ども達に聞かせてくれます。ギャラリー内を移動してアート作品を見ながらお話をしてもらえるので、じっとしているのが苦手な子どもでも結構集中して聞いていられるようです。お話が終わった後は今回のテーマ「石」に因んだ工作をしました。工作時間にはお茶とお菓子も用意されているので大人はのんびりとコーヒーを飲みながら子どもと制作活動を楽しむ事ができます。

子どもがお話と工作に集中している間、子どもの工作を見守りつつゆっくりさせてもらえるので、このイベントは毎月私の方が子ども達よりも楽しみにしているらいです。

 

その他にもメルボルン周辺のお勧めのアート系イベント、施設を以下に。

メルボルン中心部にある子供向けアートセンター毎週ワークショップが開催されている。常設展示はほとんどが無料。

西エリアのLavertonで毎月無料の子供向けワークショップを開催している。有料の大人向け講座もあり。

一階部分に子供向けの参加型展示があり。展示は数ヶ月に一回の頻度で変更があるので何度行っても楽しめる。2階以上は大人向けの常設展示。子どもが走り回らないのであれば、子連れでも楽しめます。 

スクールホリデー(夏休みなどの長期休暇)のプログラムが豊富。ワークショップの内容や製作の難易度は他のワークショップに比べると高い。その分料金も高い。

 

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(Incenerator Gallery光の展示)

 

アートの街メルボルン。

「アートなんかに血税を使うなんて。」と日本だったらすぐに批判が飛んできそうですが、(実際にメルボルンでもアートに税金を使いすぎだという批判はあるもののhttp://www.theaustralian.com.au/archive/news/melbourne-spending-thousands-on-ridiculous-arts-projects/news-story/a8794e4c6b734aa91e4f4b748a6aa935)つまらなかったメルボルンが「アートの街」としてのアイデンティティを確立できるのであれば当面ちょっとくらいアートにお金を使いすぎてもいいんじゃないかなと私は個人的に思っています。子どものクリエイティビティにもいい環境だしね。